こんにちは

秋も深まり、肌寒い季節になってきましたね

さて、今回は「肥満」についてお話させて頂きます

肥満とは様々な身体機能に変化をもたらす過剰な脂肪沈着を特徴とする病的な状態であり、犬と猫においては、適正体重よりも15%以上超えると肥満とされています

ぽっちゃり、ころころしている方がかわいく見える・・・と思ってはいけません

肥満は色々な疾患の発症リスクが高まる事が知られ、循環器障害・糖尿病・関節疾患・膵炎や手術の麻酔のリスクの増加・繁殖障害・免疫の低下・皮膚病・腫瘍との関連が報告されています

猫に関しては、肥満の猫ではインスリン抵抗性が増加する事から、糖尿病の発症リスクが標準的な体重の猫の4倍高くなる事も報告されています

ペット保険のアニコムさんの統計では肥満傾向の犬猫は保険金の支払い額が高いと結果が出ているそうです

もちろん、体重が重いと薬の量が増えて金額が高いのもありますが、疾患の発生が増えているのも原因としてあります。
アニコムさんがシーズー784頭を対象に出した統計では、標準体型の子に比べて肥満の子は皮膚病が1.4倍、消化器疾患が2倍、筋骨格系の疾患の割合が24.2倍のデータが出たそうです

やはり、体格と運動量に合ったご飯の質や量が重要と言う事ですね


牧草しか食べていないのに、僕も日々体重管理され、ご飯が少ない時もあります・・・

ダイエットを頑張りたい子は体重減量用の処方食もいくつかご用意しています

スタッフがその子に合った適正体重を計算し、カロリー計算も致します

是非、お気軽にご相談下さい
