fc2ブログ
狂犬病に関して
こんにちは暑い日々が続いていますが、皆様はいかがお過ごしですか


さて、今回は今月上旬に台湾で狂犬病に感染している動物見つかったとのニュースがありましたので、それに関してご案内させて頂きます



この度の発症例が見つかった事は台湾では過去50年で初の感染症例だそうです



 台湾の行政院農業委員会が7月16日に野生のイタチアナグマの死骸3頭を専門家が調査した結果、狂犬病に感染していたと判断されたと発表されました。



さて、厚生労働省のHPでもあるとおり「狂犬病の発生していない地域」は世界各国単位で見てみますと少ないです




日本では1957年以降、人並びに犬との国内での感染による狂犬病の発症はしていません


それは、飼い犬に対して狂犬病ワクチン接種をしてきた努力から国内での狂犬病の発症は無くなりました


ですが、狂犬病は犬だけの問題ではありません


人を含む全ての哺乳類に感染する病気です


狂犬病が発症した場合はほぼ100%死亡する怖ろしい病気です


日本では今現在も飼い犬には狂犬病ワクチンを毎年接種し、飼い犬の登録が義務づけられていますが、実際の狂犬病ワクチン接種率は40%位と言われています


飼い犬の登録数に対するワクチン接種率は70~80%位と統計が出ておりますが、登録もしていない数を含めて考えると40%と少ない接種率です


この度、狂犬病の発症がいなかった台湾でこの度狂犬病に感染した野生動物が発見されました


また、近隣の中国では今でも人が狂犬病に感染・発症し死亡しています


中国では狂犬病ワクチンの接種率が低く、怖ろしい事に購入した飼い犬に咬まれて死亡した飼い主の例もあります


他にも、ボリビアではペルーから輸入して購入したハムスターが狂犬病を発症していた例もあります。


狂犬病は犬だけが関わるのではなく、他にはコウモリ・キツネ・アライグマなどあらゆる哺乳類が媒介動物としています


ぜひ、日本では狂犬病が発症していないから・・・と他人事ではなく、日本の周りの国では狂犬病が発症して人が死亡しているので、いつ日本にも狂犬病ウイルスが入ってくる可能性は0ではありません


犬を飼い始めたら、犬の登録と狂犬病ワクチンを毎年接種しましょう
(病気などの理由で狂犬病ワクチンが接種出来ない場合は「猶予願い」を役所に届けられます。このような場合は獣医師にご相談下さい)
スポンサーサイト



[2013/07/23 19:04 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
ノミ・マダニのピークシーズン
関東も梅雨明けとなり、蒸し暑い日々が続きますね



エアコンのきいた病院にいる僕は外の暑さが分かりませんが・・・


さて、マダニは春と秋に2回の寄生のピークがありますが、それに対し、ノミは梅雨明けから秋までがピークシーズンとなります


気温が高ければ高いほど、ノミのライフサイクルは短くなります


特にこの時期の気温の27~32℃ではライフサイクルがわずか1週間という短さです



一度でも家の中にノミが持ち込まれ産卵されてしまうと、完全に駆除するには多大な努力が必要となります



なお、未成熟なノミは35度以上が致死的温度となりますが、
エアコンなどの使用によりその温度帯に達しない室内環境であればノミは死滅せずに生き残る事になります[フロントラインニュースより抜粋]



皆様、暑い時期こそノミダニ予防は大切ですよ


RIMG3013.jpg


[2013/07/08 17:39 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
| ホーム |